◇コラム◇

部員やOBが書く、航空部でのできごとや、思い出を掲載しています。
航空部って こんなところなんだ というのが少しでも分かっていただければ幸いです。


コラムニスト:福井
第8回 ここが楽しいグライダー(後編)
第7回 ここが楽しいグライダー(前編)
第6回 航空部行きつけの飯屋と言えば
第5回 部室紹介!
第4回 合宿風景(離陸準備)
第3回 続・生まれて始めてのモーターグライダー
第2回 生まれて始めてのモーターグライダー
第1回 コークー部ってなにする部活?
第0回 はじめに


コラムニスト:鈴木
第1回 初合宿
第0回 自己紹介なぞ…



コラムニスト:福井
第8回 ここが楽しいグライダー(後編)
前回の投稿から、ずいぶんと間があいてしまいました。
久々に更新します。

前回、グライダーの楽しさは
上昇気流を掴むことにあると言いましたが、
それはどんな感じなのかということについて話そうと思います。

上昇気流にもいろんなのがあって、
乗ってて心地がいいのは、上昇気流に入った時、
すぅーっと、まるでエレベーターに乗った時のように、
シートからお尻に力を感じるもの。
快適に高度を上げられます。
丸岡上空(多分)
一方、アグレッシブな上昇気流になると
先ほどの穏やかな上昇気流と比べると、大きな突き上げがあります。
そして上昇気流のすぐ隣には下降気流があるため、
上手く気流に乗れずに下降風帯に突っ込んでしまうと、
わぉ!一瞬コクピット内の物が浮き、
体もシートベルトで下に引っ張られるような、
そんな乱暴な気流の時もあります。
そんな時はこちらも必死でくらいつきます。
普段なら操縦桿を優しくちょっとずつ動かすところですが、
気流によっては、アクロバット飛行でもするんですか?というくらい
急激に大きく操縦桿を動かすこともあります。
さながら、気流と格闘しているといった様相です。

そんなこんなで、上昇気流で高度を上げて、
またさらに遠くの上昇気流に向かって
紙飛行機のように飛んでいきます。
丸岡上空その2(多分)

第7回 ここが楽しいグライダー(前編)
ご無沙汰しております。
大変お待たせしました。久々に更新します。

第6回まで書いてきましたが、
グライダーの楽しさについてあまり話していませんでした。
今回は、グライダーの飛行の何が楽しいのかという点について、
へなちょこパイロットの僕ですが、
感じるところを書いてみたいと思います。

グライダーとは何なのか?という話は
他のページを参照してもらうとして、
空が飛べるということ以外に、
僕が何にそんなに魅せられたかと言えば、
それは、「上昇気流を掴む楽しさ」に他なりません。

グライダーは極限まで空気抵抗を減らしてはありますが、
基本的に紙飛行機と同じで滑空しかできません。
そのエンジンもないグライダーが
何時間も、何百kmも、何千mの高さをも飛べるのは、
みんな上昇気流のおかげです。
その目に見えない上昇気流を掴むのがなかなか難しく、
その分上手く掴めた時の喜びも大きいのです。

では、その上昇気流を掴むとはどんな感じ?
ということについては、次回話そうと思います。

北海道滝川スカイパーク上空
写真は、滝川スカイパークでのトレーニングの時のもの。
左前の教官のグライダーにくっついて、どこに上昇気流あるかのお勉強。
第6回 航空部行きつけの飯屋と言えば
かなり間が空いてしまい、楽しみにしてくれている方には
申し訳ありません。

さて、僕が現役だったころ、
大学から遠いにも関わらず、
1,2ヶ月に一度は通っていたのが、
かの有名な(?)「第七ギョーザの店」
金沢にあるこの餃子店では、
ホワイト餃子というのが食べられるんですが、
これが、はまるのなんの。

ホワイト餃子
初めて先輩に連れて行ってもらった時は
たいしておいしいとも思わなかったのですが、
食べるほどに美味しさが (^^

最近は、年を追うごとに味が落ちてるなんて話も聞きますが、
それでもやっぱり食べたくなる餃子なんですよねぇ。

第七ギョーザの店にて

ドライブがてらに 金沢まで2時間ほど車を走らせ、よく通いました。
みんなでワイワイがやがや、
その車中も楽しいもんです(^-^)
第5回 部室紹介!
だいぶ間があいてしまいました。
今回は、グライダーの話からちょっと離れて…

さて、部活といえば?
そう、部室の話もやっぱり外せません!
第二の下宿、校内の別荘(ぇ?)
言い過ぎですが、まぁそんなあんばいで、
居て落ち着く空間になってしまう(してしまう)所です。


部室でゲーム中

写真は、みんなでテレビゲームに集中しているところです。
好きなゲームを持ち込んで、ヒマな時はみんなでワイワイと(^-^)

と、遊びだけでなく、本来の目的である定例ミーティングはもちろん、
部室に備えてある資料でグライダーの勉強をしたり、
講義の無い時間にちゃちゃっとレポートを仕上げたり、
とにかく一日一度は足を運ぶ、
僕にとっては、校内で一番リラックスできる空間でした(^^)v


余談ですが、、、
写真の頃の部室はだいぶ散らかっていましたが、
先日、現役・OBの皆で大掃除して模様替えもして、
見違えるくらいスッキリしました。
部室って、実はあんなに広かったんですね... (・・;
第4回 合宿風景(離陸準備)
こんにちは。
今日はグライダーの運航、特に離陸の時の話をしたいと思います。

グライダーは、機体に乗れるのはわずか一人や二人です。
しかし、その一機の為に、何人もの人が呼吸を合わせてやっと飛べる、そんな乗り物です。

では、簡単に解説してみますね。
写真を見て下さい。



これは大野滑空場での発航(出発)前の準備風景です。

1.まず、パイロットが居ますね。

2.グライダーを引っ張る索を機体に繋ぐ人です。

3.索が途中で絡んだりしないように 2. の人と連携して索のセッティングする人です。

グライダーはタイヤが真ん中に一列にしか無いので、
翼(ヨク)に揚力が無いと、写真の様にコテンと片翼が地面に着いてしまいます。
なので離陸時、揚力が出るまでは 4. の人が 片翼を手で支えて 機体と一緒に走ってあげるのです。

そして、写真には写っていませんが、
1.2km先にワイヤーを巻き取る ウインチのオペレーター として 5. の人が居ます。

最後に、これまたフレーム外ですが、
この滑空場の運航全体を統括する、ピスト(運航指揮所)の係として 6. の人が居ます。

以上、実に6人もの人が息をピッタリ合わせて飛ばす。
これが僕らのグライダーです。
最低でもこれだけの人でお互いに確認し合うからこそ、安全に空を飛べるんですね。

離陸風景など一連の映像が「大野グライダークラブ(社会人クラブ)」のホームページ、
「プロモーション VIDEO」で見れますので、興味のある方は、こちらもご覧下さい。

大野グライダークラブ:http://www.sky.air.jp/~ohno-gc/
第3回 続・生まれて初めてのモーターグライダー
いよいよ、離陸です。
向かうは、福井の名所、東尋坊。
機体は軽快に上昇し、福井の街が、眼下に広がります。
気分は最高です。
旅客機とは違い、ほんとに自分で飛んでる!という感じ。
機体がちっちゃいし、怖いのかな?なんて心配はどこへやら。

モーターグライダー・ディモナ
↑写真は搭乗したモーターグライダー・ディモナ

うわー、やっぱ飛行機って楽しいなぁ。
っていうか、自分が空飛んでるなんて夢みたい。
なんて思ってる間に東尋坊到着です。
僕はこのとき初めて東尋坊へ行ったのですが、
(そうです、初東尋坊は空からでした!)
観光客の皆さんがちっちゃく見え、東尋坊のゴツゴツした岩もちっちゃく見えて、、、

・・・迫力全然なし。

あれは、まずは地上から行くべきだと思いましたね(苦笑)

東尋坊観光を終えて、帰りは少し操縦桿を触らせてもらいました。
初めての飛行機の操縦。
おっかなビックリです(笑)
操縦桿に少し力を加えると、機体がグワンと傾きます。
おぉ!!フライトシミュレーターと一緒だ!と感動と同時に、手は汗でびっしょり(笑)
シミュレータ感覚で操縦桿を触らせてもらいながら、こんな難しいの、いつか自分で飛ばせるようになるのかなぁ?
でも、いつか一人で空を飛べるようになりたい!
と強く思うのでした。
第2回 生まれて始めてのモーターグライダー
はじめに、先の地震で犠牲になられた皆様に
お悔やみ申し上げますとともに、
被災された皆様にお見舞い申し上げます。
早く余震が収まり、取り残された方が救助され、原発が落ち着くことを祈り、
出来る限り早く復興できることを願っております。
私も、復興の為にできる事を精一杯していきたいと思います。


それでは、今日は初飛行のときの話をしようと思います。

入学式の日、話を聞きに部室を訪れると、
その後お世話になる先輩やOBさん(勧誘活動に駆けつけていました)に、
「飛行機好きなら なおさら、まずは一度飛んでみるべきだ」
と言われたかどうか忘れましたが(笑)、
福井空港で モーターグライダー の 体験搭乗 の運びとなりました。

何年も前の事で、細かい事は忘れましたが、
あの機体に乗り込んだ時のワクワク感は、
いつまでも忘れませんね。

初搭乗の福井1年生
↑モーターグライダー初搭乗の入学当時の筆者(中央)

エンジンがそこそこうるさいので、ヘッドセットをして
隣の教官とインターコムで話すのですが、
すぐ隣の人とマイク越しに話すのは不思議な感じです。
管制官(正確には航空管制運航情報官という)と教官との交信を
僕もヘッドセットで黙って聞いているわけですが、
もう興奮ですよね!(←ただのマニアやんけ!!恥ずかし...)

で、そんなマニアな話はさておき、
いよいよ離陸滑走を開始です。
軽い機体は力強いエンジンが回すプロペラに引っ張られ、
あっという間に加速、ふわっと浮いて、
ぐいぐいと、大空へ上っていきます。

つづく
第1回 コークー部ってなにする部活?
早速一回目の今日は、僕の入部の経緯を話したいと思います。


「実は、僕の場合はそもそも昔から飛行機好きでした。」
以上。


・・・というだけでは話にならないので(笑)、その前後の話を。

大学入学当初、僕は、入りたい部活が2つと
始めたい&続けたい趣味がいくつかあり、航空部は、その中の一つでしかありませんでした。
それに、航空部なんてエンジンのないグライダーで空を飛ぶただそれだけの部活。
ジェット戦闘機や曲技飛行機、旅客機やヘリコプター、せめてセスナとかを飛ばすクラブ、
はたまた鳥人間コンテスト出場とかなら興味も沸きますが、エンジンのないグライダー?紙飛行機と一緒じゃん。
形は飛行機だけど、結局パラグライダーみたいなのでしょ?
なんか“ちゃっちー”。
というのが、入学当時の僕の正直な印象でした。

ところが、そんな印象は覆され、航空部に、こんなにどっぷり浸かってしまう事になるとは・・・


次回は、初飛行の時の話をしたいと思います。
第0回 はじめに
はじめまして。福井大学航空部OBの、“まんぼう”こと、福井と申します。
普段あまりホームページも更新されていないので、これから4月の終わり頃まで、少しコラムでも書いてみようと思います。
現役の航空部員の頃の写真を引っ張り出しては、思い出話でもしてみようかと思います。
お時間のある時にちょっと覗いていただければ幸いです。
BBSに感想なり質問などしてもらうと、もっとうれしいです(笑)


コラムニスト:鈴木
第1回 初合宿
僕の初合宿は少し遅くて、8月でした。
もっと合宿はあったのですが、タイミングが合わず行きそびれ…。
結局、夏休みが僕の初合宿です。

合宿は福井空港でした。
福井空港は、自転車でも福井大学から30分で行ける! という とっても好立地な合宿所です。
「同立戦 = 同志社大学 と 立命館大学 の航空部対抗試合」のお手伝い と言う形で参加。
福井大学からは、F先輩と2人で行きました。
以前から ミーティング などで 合宿の話を聞いていて、どんなものかと想像していたのですが。
まぁ、どうぞ↓↓↓

――1年生の仕事は グライダーを押す事?
グライダーは動力を持たないので、地上では人の力で押して動かします。たまに車で牽引したりもします。
滑走路に降りてきたグライダーを、4、5人で取りに行って、出発位置(発航点)まで押して運ぶのですが、ずーっとこれをしていました。
というより他にすることが無かった、が正解でしょうか。
航空部では、
「1人立ち認定がおりるまで、上回生(=先輩)と一緒じゃないと勝手に動いてはいけない」
と言う決まりがあります。
なのでF先輩にくっついていたのですが、先輩は他校の人たちと話しをしていて相手をしてくれません!
放置です!!
と いうわけで、他校の先輩?について行ったりしてグライダーを押していました(-_-;)
グライダーの機体取りの写真
↑グライダーの機体取りの時の写真


グライダーに触るのが楽しかったのもあります。
空飛ぶ飛行機に触れてる!と言うのが嬉しかったのです。


――初合宿は初訓練飛行ではなかった…
せっかく合宿に行ったのですが、対抗試合ということもあり、選手の人たちが優先で飛んでいました。
合い間をぬって1年生も飛ばせてもらえる、というタイミングもありましたが、なぜか僕は断ってしまいました…。
練習許可証をまだ持っていなかったので、飛んでも記録に残らない、と言うのが一番の理由でしたけど、
今にして思えば なんであの時飛ばなかったのかと悔やまれます…。

でも、グランドワーク(地上でのグライダー押しなどの作業)を経験できて、楽しい合宿でした。
同志社、立命の1年生とも仲良くなれましたし。(←ここ重要です)


とまぁ、こんな感じの初合宿でした。



追伸:F先輩…いつまでも言いますが、放置はダメ ですよ。

第0回 自己紹介なぞ…
えーと、福井大学航空部OBのpyunこと鈴木です。
F先輩の記事ばっかりだと面白くないので参戦。
少しでも参考になればと思います。
拙い文章だと思いますが、ご容赦くださいm(_ _)m
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